勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録

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SENTENCED TO BE A HERO

解説記録

暗殺教団

魔王現象の出現に伴って台頭した集団。世界の秩序を守る《女神》を信仰し、戦いに利用しようとする神殿関係者や軍部の要人を暗殺している。元は神殿の派閥の一派「正統派」の一部であり、異端の認定を受けた後、地下に潜って先鋭化した。

イブリス

魔王現象十五号。ミューリッド要塞を目指す魔王。ナメクジ、ウミウシのような姿をしている。魔王現象との戦いが始まって以来、長らく存在し続けているが、驚異的な再生能力と環境適応力を持つため殺害することが困難だった。進行速度は緩慢だが、手当たり次第食らい尽くす。

オード・ゴギー

魔王現象四十七号。クヴンジ森林に出現した魔王現象の根源となる魔王。巨大なゴキブリの姿をしており、まるで進軍する要塞である。特殊な力場を発生させることで雷杖のような聖印による攻撃を弾き、攻撃してきた者たちに撃ち返す。

カイラック

牛を素材にした巨大な異形。分厚い装甲に覆われ、背中からは巨大な角が生えている。その突撃能力は城門すら破壊するほどすさまじく、まるで攻城兵器のような存在。

カー・シー

カー・シーは、小さな犬型の異形全般を意味する。成人男性よりも小さく、戦闘力もそれほどではないが、知覚する力と敏捷性が非常に高い。魔王現象の斥候部隊のような動きをする

共生派

魔王現象との融和、共生を目指す勢力。表立った活動はしていないが、魔王現象の出現時から神殿や軍部内で暗躍し、魔王現象との折衝役になろうとしている。懲罰勇者をことさら敵視している。

クヴンジ森林

連合王国の北端に位置し、風雪が肌を刺すように吹きすさぶ森林地帯。ザイロたち懲罰勇者9004隊は、聖騎士団の撤退支援を命じられることになる。

コシュタ・バワー

異形化した馬であるが頭部はない。首からはカンテラのような捕食器官が生え、前胸部には長大な角を持つ。機動力と突破力があるうえに、大群で行動するため、非常に脅威度が高い。

聖印

人類に多大な恩恵をもたらすため、「神々が人類に与えた叡智」と言われる。動力源である太陽の光を蓄積し、人間の意志と生命力を火種にして起動する。肉体や物体に刻まれ、形状によって発熱、放電、爆破などの効果をもたらすほか、身体強化や通信などにも使用される。聖印の正確さによって精度と出力が大きく変わるため、聖印の刻印は緻密な設計と職人芸が必要となる建築技術にたとえられる。

聖騎士(団)

連合王国の一組織であり、《女神》を防衛し、兵器として運用する。各部隊とも貴族の後ろ盾があり、その威光を示すために紋章を掲げている。

聖剣

剣の《女神》テオリッタが、この世界の外から召喚した「本当に特別な」剣。滅ぼせないものは存在しない最強の剣であり、すなわち攻撃対象を「存在しない」状態にする。不死身の肉体すら消滅させることができる。ただし、テオリッタに多大な負荷が掛かる。

ゼワン=ガン鉱山

魔王現象との戦いが本格化した近年、急速に開発が進められた鉱山。聖印の触媒として加工される良質な鉱石が採掘され、鉱山周辺には製鉄所や刻印工房のある町が形成された。現在は魔王現象の発生により、坑道が異形化している。

懲罰勇者

勇者となった罪人のこと。魔王現象との戦いの最前線に駆り出され、決して解放されることはなく、死ぬことすら許されずに戦い続けなくてはならない。蘇生を繰り返されることで、人間性や記憶を失っていく。

ドラゴン

翼を持つ巨大なトカゲのような生き物。4本の足に鋭利な爪を有し、口からは炎を吐き出す。気性が荒く、外敵に対しては勇猛。硬い鱗を持つが、雷杖をはじめとした聖印による攻撃を防げるほどではない。

トロール

猿を思わせる体型をした大型の異形。哺乳類ベースの異形は、二足歩行ならトロールと呼ばれる。異様に発達した両腕に、毛むくじゃらの体表、装甲化した皮膚が特徴。勢いをつけた突進は、シンプルながら破壊力が高い。

ノッカー

魔王現象により人間が異形化したもの。鉱物に浸食されたかのような外見を持ち、時間の経過とともに人間らしい姿を失っていくという人型の異形固有の特性がある。一見すると鈍重に見えるが、実際は俊敏な動きで攻勢を仕掛けてくる。

バーグェスト

象ほどの体躯を持つ、狼型の異形。哺乳類ベースの異形は、四足歩行ならバーグェストと呼ばれる。分厚い毛皮を備え、一部は角質化して棘のように隆起している。

フーア

魔王現象の影響を受けたカエルが巨大な異形と化した存在。人間の大人ほどある体高とぶよぶよした体からは想像がつかない高い機動力を持つ。極めて獰猛であり、飛ぶように跳ねながら獲物に食らいつく。

異形フェアリー

魔王現象によって怪物化した生物。人間を含むさまざまな生物が異形化することがわかっており、異形ごとに性質が異なる。共通点は、ほかの生命体へ見境なく攻撃する凶暴性。基本的には知性がなく動物的な行動しかとれないが、頂点に立つ魔王に従い群れとしての強さを発揮する。

ボガート

蜘蛛やムカデをはじめとする昆虫類が異形化した、多脚型の異形の総称。硬質な殻と鋭い牙を持つほか、触手のように粘液を噴射し、捕食対象を絡め取ろうとする。

魔王

魔王現象の核となる存在。周囲を汚染しながら移動し、汚染された生物は異形化する。その形態はさまざまだが、どの魔王も確かな知性を持って戦術的に行動する。

魔王現象

人類が太古から断続的に戦い続けてきた、異形を生み出す現象。魔王を触媒としてさまざまな生物を異形化させながら、軍勢となって人類に襲いかかってくる。ザイロたちは「第四次魔王討伐」の時代に生きている。

ミューリッド要塞

勇者たちが収容されている要塞で、別名「渡り鳥の巣」。川と崖に囲まれた天然の要塞であり、北方領域から王都への道を遮るために築かれた。北部から迫る魔王現象への防衛拠点として重要性が増し、人と物資の出入りも増加している。

《女神》

太古に生み出された生体兵器であり、魔王に対抗するための最高戦力。《女神》はこの世に11人が現存し、それぞれが魔王現象に対抗する「何か」を異界から召喚する。その能力はさまざまだが、どの《女神》もプライドが高く、褒め称えられることに喜びを見いだし、人類に奉仕しようとする共通点がある。女神との契約は必ず一対一で結ばれ、契約の破棄には《女神》と聖騎士がともに破棄を宣言するか、《女神》が死ぬかのどちらかしかない。

《女神》の棺

魔王現象の出現に応じて目覚めた《女神》が、役目を終えたのちに眠りにつく棺。どうしてか、テオリッタは覚醒していない状態で棺に入ったまま輸送されていた。

夜鬼

南方の峡谷を支配している複数の小部族の総称。高身長で四肢が長く、褐色の肌に、漆黒の瞳を持つのが特徴。小部族同士の争いが絶えなかったため、戦闘に関する技術が発達したと同時に、排他性も高まったため、峡谷に入れば命か体の一部が奪われ、いつしか「夜鬼」と恐れられるようになった。

勇者刑・勇者

勇者刑とはもっとも重大な刑罰であり、勇者となった罪人は魔王現象との戦いの最前線に駆り出される。決して解放されることはなく、死ぬことすら許されずに戦い続けなくてはならない。蘇生を繰り返されることで、人間性や記憶を失っていく。

港湾都市ヨーフ

巨大なコリオ湾の東部に築かれた都市で、連合王国の中でも特に発展した都市。港には赤い槍のような「トゥイ・ジア(珊瑚の塔)」がそびえ、街の中央を貫くメインストリート「塩と鋼の道」は古い時代から無数の人と物が行き来する。都市は貴族が管理するものだが、港湾都市ヨーフは防衛と交易の要衝として連合王国が直接管理している。

雷杖

聖印の刻まれた杖。聖印によって雷を放つが、射線と焦点を設定するためには熟練の技術が必要とされる。種類もさまざまで、ドッタが使用する歩兵用の雷杖のほか、「砲」と呼ばれる設営型の大型杖・迫撃印群や、射程距離の長い射撃用の雷杖などがある。

竜騎兵

ドラゴンに騎乗して戦う兵で、連合王国には独立した部隊が存在する。軍ではドラゴンを幼い頃から育て、騎乗動物として扱っている。

連合王国

約30年前、魔王現象による侵略が本格化したことで、5つの国家が統合され連合王国が成立した。人類に残された唯一の国家である。

ロートス

ゼワン=ガン坑道にて発生した魔王現象五十一号。樹木の蔓を思わせる無数の触手を持つ魔王で、それらを蠢かせて獲物を捕縛する。最大の特徴は、人間の精神に直接干渉し汚染する能力。強い耳鳴りや幻聴として作用し、その声を聞いた者は正常な判断力を失い、自ら魔王へと近づいてしまうことも。